印刷の肉厚
モデリングを始める前に板厚を決めておきます。
今回使用する3Dプリンターはノズル径が0.4mmとなっています。
最低印刷の板厚は1レイヤー(積層)あたり1パスで0.4mmになるのではないかと考えましたが現在使っているスライサーソフトの「CURA」では0.4mm厚のモデリングをしても印刷できません。
(実際には材料を押しつぶしながら印刷するので0.4では印刷できないのではないかと推測しています)
仕方がないので今回は1レイヤーあたり2パスの0.8mmの厚さを想定してモデリングを進めることにしました。
データの作り込み
印刷厚さを決めたところで実際にデータをモデリングしていきます。
初めに作った外表面に厚さを与えて作っていきました。
厚さが0.8mmなので強度があるため簡略な補強のみで済ませています。
尾翼
胴体
主翼
パスとデータの仕上がりの影響
出来上がったデータをスライサーでGコード化してみるとモデリングのデータの品質がわかります
うまくモデリングされたデータの場合外側のパスで外観を作り内側のパスで補強を印刷するようになっています。
データがうまくできていない場合はこれがつながらず別々のパートとなってしまい失敗となります。
データがうまくできた例
データがうまくできていない例各面が一体化されず別々のパートとなっている。
見た目が同じでもスライサーでGコード化した時に全然別の物になってしまうので気が抜けません。
Gコードにした時にうまく行くようになるまでモデリングをやり直しました。
モデリング時の注意事項
CAD上で作業しているといくらでも拡大してみることができるため小さくしすぎることがあります。
主翼の補強で少しでも軽く・・と穴をたくさんあけたら実際には強度が確保できなくなりやり直す羽目になりました。
続く
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