3DLabPrint社のRC機のデータ
ひと通りやってみたので答え合わせと言う訳ではありませんが3DLabPrint社のデータを買ってみることにしました。
RC機という事でUコンに転用できるかは不明ですがどんなデータなのか興味深々です。
3DLabPrint社のHPへのリンク
いくつかの方式がある
webのカタログを見ていくと何種類かの方式があります。
有機的な骨格を持つものと方眼型の骨格を持つもの。
自分でデータを作るのなら方眼型を選びますが有機的な骨格も魅力的です。
代表例としてBF109Fと晴嵐を買ってみることにしました。
bf109
画像は3DLabPrint社のHPから。
商品内容
購入してPayPalで決済を済ませるとダウンロードのリンクが送られてきます。
早速BF109のデータをダウンロードして解凍すると
1.機体形状のSTLファイル
2.そのまま印刷する用のGコードファイル
3.Sinplify3D用のファクトリーファイル
4.その他のスライサー用のセッティングファイル
5.展示用スタンドのデータ
6.ユーザーガイドのpdfファイル
7.マーキングシートのpdfファイル
が入っています。
どんなデータなんだろう?
興味の中心はどうやって0.4mmの薄板印刷をやっているかですが
その他にもどのようにデータをまとめているか等、興味津々でデータを開きます。
早速STLの形状データを見てみると興味深いことが判ってきました。
通常、3Dプリンターで印刷する場合、ソリッドの体積のあるデータを作りブーリアン演算という処理をして一体化したデータを作らなければいけません。
翼断面などの複雑な曲面の場合これが難しくて苦労します。
複数の部品の組み合わせの場合も一体化させる必要がありこれがうまく行かずずいぶんと苦労しました。
実際のデータ
開けてみたデータはこんな感じでした。
何か凄いですね。
この有機的なスパーはどうやってモデリングしたんでしょうか。
肉抜きの穴を考えるとちょっと気が遠くなってしまいます。
しかししばらくウットリと眺めた後、驚愕の事実が発覚します。
3DLabPrint社製RC機データ驚きの事実
眺めていても仕方がないのでさわってみます。
通常STLデータ化する前にブーリアン演算で一体化するのでデータをクリックして選択すると全体が選択され黄色になるはずなのですが・・。
あれ?
何と一体化されていません。
各部品がバラバラのまま配置されているだけです。
さらに興味の中心の0.4mm印刷はどんな仕組みだったかと言うと・・。
何と外表面はソリッド化されておらずただのサーフェスデータ(板厚の無いデータ)なのでした。
参考:試作機のデータ
1.外表面や内部構造も一体化しているため選択すると全体が選択される。
2.外表面は0.8mmの板厚で体積を持っている。
なんでそうなっていたかと言うと工業用の3Dプリンターのデータ作成の前提条件だったから(笑)
前提条件だったので疑いもせずそのままやってました(爆笑)
個人用の3Dプリンターって違ってたんですね。
今回の教訓
・個人用の3Dプリンターで作る形状は3D-CADとスライサーで作る。
・工業用の3Dプリンターの常識は通用しない。
続きます。
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