Ender-3のエクストルーダー交換とグレードアップ

アルミエクストルーダー 3Dプリンター

使っているうちに何となく調子が悪くなっていくのはどんな機械でもあること。
最近どうも吐出量が安定していないのではないかと思いつつ使っていましたが・・。

ついにノズル廻りの大詰まりが発生してしまいました。
造形開始から8時間たってのノズル詰り。
これは心が折れてしまいました。
失敗

修理できない

まあ、仕方がないのでノズル交換しようかと思ったらガッチリ固まってしまったらしくノズルが外れません。
ノズル
カバーを開けてみたら加熱部廻りに材料がもれてとんでもないことに。
あふれた材料
これは仕方がないとアセンブリーで交換することにしました。

ホットエンド

新ホットエンド
予備は買ってあったので交換すれば良いだけなのですが基盤を開けなければいけないのでなかなか手を出さずにいました。
これまではそれほど致命的と思える症状も無かったのです。

ホットエンドアセンブリー


前に買った時より安くなってノズルまで付属するようになりました。

基盤の配線

ホットエンドを交換するには基盤を開ける必要がありますが仕方ありません。
電気関係は苦手なのですがチャレンジすることにしました。
基盤
boxを開けて基盤を出して配線を交換する。
基盤を出すのに一時的に外さなければいけない配線もあるので注意します。

なんとか交換完了。
ついでに各ファンについたホコリもきれいにしておきました。
これでホットエンドの交換完了。

アルミのエクストルーダー

もう一つ気になることが
買った頃はもう少しフィラメントを挟む力が強かったような。
エクストルーダーを通したフィラメントは明らかなギヤの跡がギザギザと付いていたのに最近はあまりありません。
Ender-3のエクストルーダーは樹脂製ですがよく見るとローラーアームの取付けがモーター固定と共用していてあまり良い構造ではありません。
旧エクストルーダー
モーター固定のために締め付け過ぎるとアームの動きが渋くなってしまいます。
今回はばねの力が逃げてしまっていてうまくフィラメントを挟み込まないほどになってしまっていました。
予備のパーツは買ってありましたがまた同じ症状がでるのは目に見えているのであまりやりたくありません。

これは困ったと探してみるとアルミ製の部品が売っていました。

こちらはアーム部がブッシュ構造になっていてモーター固定をガッチリ締めてもアームは自由に動きます。
お値段も安くて使わない手はないでしょう。
実は先に部品は買ってあったのですがいつ交換しようか迷っているうちに今回のトラブルになってしまったのでついでに交換することにしました。

標準部品との違い

標準の樹脂製に比べると
・バネ力の調整が可能
・チューブのコネクターが不要
等、とても良さそうです。
アームのブッシュ部がアームと同じ赤色アルマイトのアルミ製なのがご愛敬ですがグリスを塗ってしばらく使ってみる事にしました。

*グリスは手元にあったタミヤのセラミックグリスを塗っておきました。
タミヤのセラミックグリス
組みあがってみるとアームの挟み力がかなり強くなったようです。
これならガッチリとフィラメントを挟んでくれそう。
逆に今までよくあんな弱い力で動いていたもんだ。
アルミエクストルーダー

PTFEチューブを取り付けてみるとコネクター一体でも特に問題は無さそうです。
アルミエクストルーダー
キャリブレーションをやり直して印刷してみます。
印刷テスト
特に問題なく印刷完了。

フィラメントを引き抜いてみるとはっきりとギザギザが残っています。
これで当面安心できそう。
フィラメント
エクストルーダーはアルミ製を標準にしてほしいですね。

今回交換した部品

ホットエンドAssy

アルミ製エクストルーダー

快調に印刷できるようになりました

部品を交換して快調に印刷中、やっぱり気持ち良いですね。
印刷中

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