FreeCADでUコン機のリブ形状を作る その2

スケッチ3_5 CAD

それでは早速データを作って行きましょう。

新規ファイルの作成

shinki
新規のファイルを作ります。
メニューから
ファイル(F)→新規(N)
を選択します。
これで器ができました。
ワークベンチ

Part Design

ワークベンチをプルダウンさせて「Part Design」にします。
コンボビューのタスクタブにボディーを作成と言う項目が表示されますのでクリックしてボディーを作ります。
スケッチ作成
タスクタブが変わって次にできる作業が表示されるのでスケッチを作成をクリックします。

座標を選ぶ画面が出るのでXY_Planeを選んでOKを押します。
スケッチ4m
ツールバーまたは3Dビュー上で右クリックからポリラインを作成をクリックします。
スケッチ5m
主翼の左半分をイメージして図のような形を書きます。
右回り、左回りどちらで書いても同じです。
スケッチ6bm

ツールバーの垂直距離の拘束ボタンをおして中央の翼弦寸法を記入します。
Ctrlキーを押しながら2点を左クリックで選択します。
スケッチ7a
今回は188と入力してOKを押します。
同じように翼端側の2点を選択して168と入力してOKを押します。

スケッチ9m
ツールバーから水平距離の拘束ボタンを押して水平距離を入力します。
今回は473と入力してOKを押します。
スケッチ10a
画面では説明が見やすいように200としていますが473が正解です。
図形が緑色になりました。
スケッチ13m
これで拘束が完了です。
閉じるボタンを押してスケッチャーモードから戻ります。

AirPlaneDesign

ワークベンチをAirPlaneDesignにします。
スケッチ2_1m
ツールバーのCreat a Ribボタンを押します。
スケッチ2_2m
Create Wing Ribと言う画面が出るのでNACAタブを選択します。
スケッチ2_3
NACAの入力ボックスに0018と入力します。
左下のChord in mmボックスに188と入力してOKを押します。
これが機体中央での翼形になります。

もう一度ツールバーのCreat a Ribボタンを押します。
スケッチ2_4
NACAの入力ボックスに0016と入力します。
左下のChord in mmボックスに168と入力してOKを押します。
これが翼端リブになります。

Draft

2枚のリブが出来たらワークベンチをDraftにします。
スケッチ2_5m
中央、翼端それぞれのリブを選択してツールバーまたは3Dビュー上で右クリックしてメニューを出してクローン(青いひつじ)を押します。
スケッチ2_6am
スケッチ2_6m
2枚ともクローンが出来たらモデルタブで元データのwribとwrib001を選択して右クリックのメニューで表示の切り替えを選択して非表示にしておきます。
スケッチ2_7m
モデルタブでクローンの中央リブwrib002をダブルクリックすると3軸のハンドルが出るのでリブを回転させます。
ボールをドラッグさせると回転、矢印をドラッグすると移動します。
スケッチ2_8m
スケッチ2_9m
中央リブwrib002の回転が出来たら翼端リブwrib003をダブルクリックして同じように回転させ矢印をドラッグして翼端位置にに移動させます。
スケッチ2_10m

Part

ワークベンチをPartにします。
スケッチ3_1
移動したwrib002とwrib003を選択してツールバーからロフトユーティリティを選択します。
スケッチ3_2
タスクタブにロフトメニューが出るのでwrib002を選択して右矢印、続けてwrib003を選択して右矢印で移動させます。
選択したプロファイル欄に2枚のリブが移動したらOKを押します。
スケッチ3_3
これで基本の翼断面が完成しました。
スケッチ3_4
続きます。

参考書

フリーのCADソフト「FreeCAD」でUコン飛行機のリブ形状を作る方法を解説しています。
あくまでリブ形状を作る部分だけの解説になるのでFreeCADの機能や使い方を詳しく知りたい方は参考書の購入、熟読を推奨します。

基礎からのFreeCAD

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