FreeCADでUコン機のリブ形状を作る その3

スケッチ4m CAD

リブ型の作成

さて今回はいよいよリブ型の作成になります。

Sketcher

ワークベンチをSketcherにします。
スケッチ4_1am
ツールバーの新規スケッチを作成ボタンを押します。
スケッチ4_2
YZ平面を選択してオフセットを32と入力してOKを押します。
これが実際の中央リブの位置になります。
リブより大きな四角を書いて寸法を拘束します。
スケッチ4_3m
*データの再利用を見越して大きめにしておきます。
図形が緑色になったらタスクビューの閉じるボタンを押します。

リブ位置の作成 方法1

Part

ワークベンチを「Part」にします。
四角の前辺と後ろ辺を選択して線職面の作成ボタンを押して面を作ります。
スケッチ4_4m

四角の面が出来たらそれを選択してツールバーからオフセットのボタンを左クリックで押します。
スケッチ4_4m
タスクビューにメニューが出るので-63と入力してOKを押します。
スケッチ4_4m
ビューを更新にチェックが入っていれば数字を入れた段階で図形が表示されます。
表示が確認出来たらOKを押します。

出来た面を選択してもう一度オフセットのボタンを左クリックで押します。
スケッチ4_5m
同じように-63と入力してOKを押します。
スケッチ4_5am
これを5回繰り返してリブの位置を作って行きます。
スケッチ4_6m

リブ位置の作成 方法2

draft

ワークベンチをDraftにします。
四角の面が出来たらそれを選択して
ツールバーから整列コピーボタンを押します。
配列1
タスクビューで
配列2

要素の数

Xを7
Yを1
Zを1

Xの間隔を

Xを63mm
Yを0mm
Zを0mm

Yの間隔を

Xを0mm
Yを0mm
Zを0mm

Zの間隔を

Xを0mm
Yを0mm
Zを0mm
リンク配列にチェックを入れてOKボタンを押します。

リブの位置に面ができました。
配列3
これでリブの位置ができました。

ファイルの保存

重要:ここで一度保存し、さらに別名で保存しておきます。
今回はRE15とRE35と言う名前のファイルを作りました。

ファイルRE15

ファイルRE15のデータで作業します。

part

ワークベンチは「Part」です。
モデルビューでLoftとOffset00*をCtrlキーを押しながら選択してツールバーからシェイプ分割ツールを押します。
スケッチ4_7m
無事に分割できるとモデルビューにBooleanFragmentsと言う項目ができます。
*立体同士の計算をブーリアン演算と言います。
これで断面ができました。
主翼の表面上に線が表示されたのが判りますでしょうか。
判りやすいように表示をワイヤーフレームにします。

DRAFT

ワークベンチをDraftにします。

*安全のためにBooleanFragmentsのクローンを作ってそちらで作業をすると便利です。

BooleanFragmentsあるいはクローンを選択して
ツールバーのダウングレードボタン(下向きの矢印)を1回押します。
スケッチ4_9m
これで分解されて1枚ずつ使えるようになります。

あとは必要のない物を選んで表示の切り替えで非表示にします。
スケッチ4_10m
これで小型機用のテーパー翼のリブの基本形状ができました。

じつはまだ続きます。

参考書

フリーのCADソフト「FreeCAD」でUコン飛行機のリブ形状を作る方法を解説しています。
あくまでリブ形状を作る部分だけの解説になるのでFreeCADの機能や使い方を詳しく知りたい方は参考書の購入、熟読を推奨します。

基礎からのFreeCAD

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