フリーのCADソフト「FreeCAD」でUコン飛行機のリブ形状を作る方法を解説します。
あくまでリブ形状を作る部分だけの解説になるのでFreeCADの機能や使い方を詳しく知りたい方は参考書の購入、熟読を推奨します。
基礎からのFreeCAD
簡単な説明
1.3Dビュー
作業エリアです。
拡大縮小回転させながら作業をします。
2.コンボビュー
a.モデルタブ
作ったデータがツリー形式で表示されます。
b.タスクタブ
各フィーチャー(作業)でこれからやる事、できる事が表示されます。
C.ビュータブ
現在のビューのデータが表示されます。
今回はあまり使いません。
d.データタブ
選択した要素のデータが表示されます。
ここから数値を変更させる場合があります。
画面のコントロール
a.画面の向き
ボタンでは決まった向きに右上のツール及びShiftキー+マウスの右ドラッグで向きを変えます。
今どの向きなのかは画面右下の座標軸を見るとわかります。
b.画面の移動
Ctrlキー+マウスの右ドラッグで移動します。
c.拡大縮小
マウスのホイールで拡大縮小します。
3.ワークベンチ
色々なツールの入った大きな工具棚です。
その引出しをワークベンチと呼んでいます
それらを選びながら作業を進めます。
それぞれ名前が付いていますが必ずしもその作業専用と言う訳ではなく使うツールが別の引出しに入っている場合があるので注意が必要です。
ワークベンチはアドオンマネージャーから追加が可能です。
*せっかくなので今回使うワークベンチを追加してみましょう。
メニューからツール(T)→アドオンマネージャー(A)を選びます。
色々なワークベンチが並んでいます。
今回は
・AirPlaneDesign
・CurvedShapes
・Plot
の3種類の追加が必要なのでそれぞれを選択し「選択をインストール/更新する」ボタンを押します。
これで作業の準備ができました。
座標系について
FreeCADは3D-CADなのでXYZの3つの座標軸があります。
1.X軸は進行方向に対して横の軸です。
反時計回りのUコン機の内側がプラス、外側がマイナスです。
2.Y軸は前後方向です。
後ろ側がプラス、前側がマイナスです。
3.Z軸は上下方向です。
上側がプラス、下側がマイナスです。
今回は主翼中央前縁位置をそれぞれの0(ゼロ)としています。
FreeCADではTOPビュー(平面図)にした時機首方向が下に向くので注意して下さい。
続きます。
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