3Dプリンターで作るコロナウィルス対策用マスク

3Dプリンター

市場からマスクが消えてずいぶん経ちました。
少しずつ出回り始めたようですが十分とは言えずいつでも買える状態ではありません。
世界中で同じような状態になっているようで3Dプリンターで印刷するマスクのデータが多数配布されています。

データ配布サイト

いくつかダウンロードして印刷してみたので以下に記します。

1.Thingivers

米国のデータ配布サイト「Thingiverse」をのぞいてみたらマスクのデータが多数出ていたので造ってみる事にしました。
「mask covid19」で検索すると多数出てきます。
数も日々増えており最近はサイトの上の方にコロナウィルス対策専用のページへのリンクも作られています。

Thingiverseへのリンク

コロナウィルス対策品のページへのリンク

いつも使っている材料のPLAで出来るものをいくつか造ってみる事に。

一つ目

本体、外側カバーと内側のフィルター押さえの3ピース構造です。

印刷
一つ目
3ピース
完成

日本人には少し大きめに感じます。
鼻のところに隙間があいてしまうのでスポンジでも詰めないとダメでした。
スライサーで少しパーセンテージを小さめにすればよいかも。

このマスクのページへのリンク

2つ目

こちらはフィルターが左右に分かれて2個付くようになっています。
本体、フィルターとカバーが2つずつの5ピース構造です。
丸いフィルターは3Mの物を使用するようで他にも使っているのがありました。
形状が複雑になるのでブリムとサポートを使用しています。
サポート使用
ブリムの効果でこける事もなく無事に印刷完了。

フィルターボックス

フィルター部分は通常のスカートでできます。

完成

一つ目よりも少し小型でフィット感はこちらの方が良いです。
このマスクのページへのリンク

2.Creality社

中国の3DプリンターメーカーのCreality社もデータの配布をしています。
マスク本体とカバーの2ピース構造です。
crialitymask
カバー

Creality社のダウンロードページへのリンク
ページの下の方にダウンロード用のリンクがあります。
Link
印刷時にはサポートが必要です。

完成
完成
小さめなので顔にもフィットしやすいようです。
日本人にはこちらの方が扱いやすいかも。

フィルターは不織布などで自作する必要があります。

3.イグアス社

日本で3Dプリンターの販売等を行っているイグアス社もデータを配布しています。
イグアス1
イグアス2
車内ではナイロンの粉体焼結のプリンターで印刷しているらしく家庭用の小さなFDM機で作るには少し厳しい形です。
上下を逆にしてサポート材を付けると印刷しやすいようです。
一番見なれたマスクの形になりますが顔へのフィットはあまりなく間に少し厚めフィルター材が必要です。
イグアス社のマスクデータのダウンロードページへのリンク

まとめ

なかなか入手しやすい状況にならないマスクですが3Dプリンターでお気楽に印刷できるので使ってみると良いのではないでしょうか。

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