2020/08/25 エクストルーダーをアルミ製に交換した記事をUPしました。
つまりのトラブル?
調子よく印刷できていたEnder-3。
長時間かかるものの場合は印刷させている間に外出してしまうことも多くなりました。
しかしトラブルは起きるもの。
帰ってきたら詰まったらしくてフィラメントは送りギアの部分で切れて空振りしていました。
慌てて印刷をストップして対策を考えます。
ノズルの交換
とりあえずノズルを交換してみます。
しかし取り外したノズルには材料は残っておらず詰まったのは加熱部のもう少し手前のようです。
エクストルーダーのオーバーホール
外れなくなっているフィラメントを取り除かなければいけないのですが
しかしこれが中々取れません。
仕方なくエクストルーダーを分解することにしました。
エクストルーダーのカバー(冷却ファンがついている)を外すとこれがホコリだらけだったのでついでに掃除しておきます。
ヒートシンク部をベースから外してテフロンチューブを外そうとしましたが中で焼き付いているらしく外れませんでした。
仕方なくねじっていると引きちぎれてしまいました。
ヒーターを外すと中にステンレスのパイプが入っておりそれをヒートシンクから外します。
残ったテフロンチューブとフィラメントはドリルでさらって取りました。
部品の発注
必要な部品が見えてきたので部品を発注します。
・ノズル
予備がありましたが次回に備えて発注します。
・テフロンチューブ
切れてしまったのでこれも購入します・
外形Φ4mm×内径Φ2mmの物が売っています。
・コネクター
うまく外れなくて壊してしまったのでこれも購入です。
色々とみているうちにセットになっている物もあったので念のためそれも発注しました。
・コネクターとテフロンチューブのセット
・エクストルーダー加熱部Assy
部品はほとんど翌日に届きました。
AMAZON凄い。
組立て
ヒートシンクの中のステンレスのパイプに単品で買ったテフロンチューブを入れようとするとなぜか太くて入りません。
相性があるようです。
セットになっていた方の青いテフロンチューブは問題なかったのでこちらを使うことにしました。
Ender-3には長いので450mmに切っています。
ステンレスのパイプは中に段差があって通せなかったのですがよく考えればおかしな話なので
念のためドリルでさらってみたところ案の定、テフロンが溶けて付いていました。
丁寧にドリルで剥がしてテフロンチューブが通るようにします。
加熱部分を組立て、ベースに取り付けます。
本体を組立てたらベースに取り付けカバーを戻します。
モーター側にもテフロンチューブを通してひとまず組立ては完了。
エクストルーダー本体を左右に動かしてみて問題が無い事を確認して結束バンドで配線とテフロンチューブをまとめておきます。
送りギアの清掃
今回は送りギアが空回りしてフィラメントを切断してしまっていたのでギアの谷部に材料が詰まったようになっていたのでギアを外して爪楊枝で清掃しました。
動作の確認
組立て終わったら動作を確認します。
電源を入れて冷却ファンは廻るか。
加熱して材料を押し出せるか。
印刷させてノズル冷却用のファンは廻るか。
*ノズル冷却用のファンは設定で回さないようにできるので気をつけましょう。
テストに印刷したエクストルーダーの送りハンドル
不調の原因
組立てが終わって再度印刷できるようになったもののどうも気が晴れません。
ノズルが詰まっていたわけではないのに何で?
と、思っていたらまた止まりかけて原因がわかりました。
原因はなんとスプール内での材料のからまり。
フィラメントがスプール内でクロスしてしまって引き出せなくなり送りギアで切断、
エクストルーダー内で加熱し続けたためにさすがのテフロンチューブも溶けて溶着してしまった。
という事のようです。
フィラメントを抜いてからまった部分をほどいてフィラメントをセットしなおして快調に印刷できるようになりました。
今回使用した補修部品
色々買いましたが結局これだけあれば良かった部品のリンクです。
トラブルがおきても焦らなくてもいいように多めに購入しておいた方が良さそうです。
・ノズル
0.4mmのノズルです。これは消耗品と考えた方が良さそうです。
・コネクターとテフロンチューブのセット
セットなので便利です。
*2019/10/09:4個セットは品切れになっているようなので2個セットのリンクを張っておきます。
チューブの色は白色になります。
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